ニックが好き
ロックンロールが終わった時、「ヤンが好き」ってタイトルで書いたの、今、思い出しています。あれと同じ感覚で、またニックのこと好きになっています。また役に惚れてしまいました。
ニックの事、考えています。
今更ですけど、ニックへのラブレターみたいな感想です^_^
完全ネタバレです。
ネタバレです。
ネタバレです
ベトナム戦争の帰還兵っていうそのキャラクター。
前に「モーツァルトに会ったことないからどう演じたらいいかわかんない?」みたいなこと、真治君がアマデウスの制作会見で答えてるの印象にあるけど。多分、ベトナム帰還兵にも会ったことがないんじゃないかって思います。映画のオファーでは、真治君にベトナム帰還兵の役がくることは、まずないですよね。舞台って面白いなあ〜って。そんなとこに立ち戻っててどうする?っていう感じですが^_^英語名の役をやる時いつも感じちゃうんです。今回は特に。ベトナム帰還兵っていう設定になんだか強く感じちゃって。
ベトナム戦争を描いた映画とか、帰還兵を描いた映画とか・・・何か思い出していました。戦争によるPTSD抱えてた人。こういう人を真治君が演じるとは思ってなくて。でも何かその痛みみたいなものに、思いを馳せさせられたというか。
もちろん映画みたいにリアルな描写とか戦争の具体的な傷を訴えたりする物語ではなくて。明るい多幸感いっぱいのミュージカルなんだけど。でもその役のもつ哀しみみたいなものをやっぱり感じさせてくれて。
裏ではコカインや犯罪にまみれてるのに、音楽会社でミュージカルの上演を夢見る。
設定も悪側にどこか優しくて。薔薇の衣装と美意識も素敵で。悪を演じる時こそ、美意識にこだわる…みたいな事、真治君もどこかで触れていたように思うのですが。ニックも本当に着こなし身のこなし、美しかった。ユーモアもいっぱいで。
そんな姿見ていて、戦争に行く前はサックス鳴らす音楽好きな優しい青年で、芸術への憧れもあったりしたのかな、なんて。ベトナム戦行ってどんな景色を見ちゃったんだろう。どんな苦しさ隠して、ニックはおどけた言葉遣いで、エディー達と接してたんだろう。自分よりちょっと若い世代のエディ達の、闇を知らない明るい心に憧れて、一緒にいることで青春やり直してたのかなって。そんな風にみてたら、ダンスの最後まで名残惜しそうにターンしているニックのシルエットが…たまらなく切なくて。
いつまでも曲が終わらず…ニックはずっと踊り続けていてほしい…って。。
人間は天使と悪魔の混血。。。
まさにそれを体現して見せてくれる役でしたよね。
哀しみ背負った笑み、残虐さの中の迷い痛み。やっぱり真治君の持つどこか暗さというか、哀しげな美しい瞳に似合う役だな〜って思っちゃって。こういう複雑な人格を演じる板の上の真治君に、これからも魅せられていたいって強く思いました。これからも真治君でしか、って言われるような役を得てほしいって願います。
再演の際、岸谷さんがニックをやりたいっておっしゃったのは、役者さんとして惹かれる演じがいある役だからかなって、そんな風に受け取ってました。この役、やりたい!って役者さんは、これからどんどん増えるんじゃないかと。ニックって、そんな魅力的なキャラクターだと。ソングライターズが、ミュージカルのスタンダードナンバーになって、再演、再再演を重ねる度に、立候補する役者さんがどんどん増えて、オーディションは大変なことになるような、そんな魅力的な役のように思います。
真治君がニック初代っていうこと、すっごく嬉しく思います。
でもでも、たとえどんなに役の人気が出て、芸能事務所が寄ってたかって一押しの役者に演じてほしい役として争奪戦。エンタメ界の象徴になろうとも(笑)真治君は当分の間、この役を譲ってほしくない。
ライフワークみたいにいつまでも演じてほしいって!居座ってほしい!ってなんか思っちゃいました(笑)
じゃなきゃ、、、恨みます^_^
で、まだまだ、お喋り、続けたいと思います。ニックの事、他の役のこと、やってほしい役、気になった真治語録、好きな写真のショット。ただの新聞の裏みたいな独り言。妄想。もう気持ちが秋なので。秋の夜長に、真治君にまた浸って、お喋りでいたいと思います。
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