17年目に語る御法度撮影秘話 ガキパラ4月8日
撮影から17年目。真治君がラジオでぽろっと話す「御法度」撮影秘話。
興味深かったですね。その当時の真治君のインタビューとは語り口も違っていて。
なんだかここにも残しておきたくて。言葉拾いました。
この日のガキパラのメールのテーマが「2にまつわるエトセトラ」
真治君も、生活習慣から子供の頃の思い出から、いろんなジャンルに渡って「2にまつわるエピソード」話してくれたんです。その中の一つです。
真「大島渚監督って、あのね、『戦場のメリークリスマス』で北野武さんに映画を教えた、そして坂本龍一さん、当時テクノDUO、YMOで・・・映画音楽をやったことなかったのに、映画のサントラを彼にまかせたって。垣根を越えてすごい才能を見出す天才。映画を作ること自体がニュースになる、スキャンダルになるような監督なんだけど。彼はね。どのテイクも、2テイク撮ってるの。それはね、あの、まあ~一発でOK出せない人達と仕事したくないっていう面もあるんだけど、当時、今と違ってまだフィルムだったから、フィルムって、フィルムそのものに傷がついてたりして、フィルムが撮影中に傷付くんじゃなくて、フィルムそのものに傷とかあったりすると、やっぱり使えない素材になっちゃうんで、どのテイクもテイク2。だけど使うのはテイク1。・・・2にまつわって、しかもなぜか映画って言葉が思いついちゃったんで(笑)あのお、ついそんな話をさせてもらいました」
マッチーやケイテイが興味示してる中で、もう少し話してくれました。
真「でもね。たったワンシーン、テイク1しか撮らなかったシーンあるの。『御法度』っていう映画で、僕が沖田総司を演じさせていただいた時、ラストシーンがね、長い長い台詞なの。4ページくらいあったかな。ページて言うと。で、一気に喋り終わったの俺。そしたらね、『これはテイク2は撮らない』って。この日はすぐに『解散っ』って。あっという間に撮影終わって。俺、たけしさんに『素晴らしかったね』って一言言ってもらったの」
マッチー「すごい」
真「なんかね。今になって、じわじわきてる。あん時の喜びってさ、必死だったっていうのもあるし。まあ、やれて当然みたいな空気感っぽかったけど。今思うと、俺すごいところをかい潜ってるね」
って。
なんかちょっと照れ笑い混ぜながらも、真治君、誇らしそうに語ってくれました。
聞かせてくれて嬉しかったですね。
あの沖田の瞳で語ってた気がします。
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