カテゴリー「転がしお銀 1話~3話」の4件の投稿

2007年4月13日 (金)

15.宗太郎の笑顔

ここで、ちょっと物語を逆戻りしてしまいます。

というのは、親切な真治ファンの方が、転がしお銀のDVDを送ってくださいました。それで、私は、夢にまで見た1話から3話までの宗太郎に会うことができました。生き別れた大好きな人に再会できたときは、きっとこんなだろうと思うくらいに嬉しい出来事でした。

記憶の中の宗太郎登場シーンそのまま、爽やかな王子様宗太郎です。
前回、前髪が増えてきているような・・・と書きましたが、やっぱり。
登場シーン、前髪ほんの少しで・・・後ろ髪きっちりきつく結えてありました(笑)。そのせいか、後半部分より、めちゃめちゃ若くみえる・・・。少年みたいです(笑)。御法度の沖田のいたずらな感じを失くした風かな?

そして、忘れていたんですが、笑顔、多いのです。

母上は病気のせいで、とても我侭で、宗太郎が差し出した茶碗を投げ捨てたり、宗太郎が楽しそうに長屋の人と話したりすると、「自分だけ楽しそうにして!」と癇癪を起こしたり・・・厠やに連れていくために始終、母上を抱きあげ運んだり、洗濯物・・・炊事・・に追われ・・・ほんとうに可哀相な宗太郎さんなのですが・・・そんな中でも笑顔を絶やさない・・・。どんなに大変な時でも、お銀ににこっと微笑みかけます。

お銀さん、惚れるはず・・・。私も惚れるはず・・・。

それに対し、梅弥とのシーンではいっさい笑顔なし。鬱屈とした冷たい表情で・・・(それだからか、ガラス細工みたいにきれい・・・)で、記憶にあるより、色っぽかったです・・・。なぜか記憶から飛んでいたのですが、赤い梅弥の襦袢を素肌の上にかけて腕枕して寝ている姿なんて・・・こんなのありですか?

ショックが強いと記憶って飛ぶものなんですかねえ。(笑)はじめて見た気がしました。(笑)ドキドキさせられちゃった・・・・・。(笑)

それから好きなシーンがありました。

病気のため、つい我侭になってしまう母上は、宗太郎に申し訳なく思って、早く死んでしまいたいとさえ思っています。「申し訳ない」と言ってしまうと自分が余計みじめになってしまいそうで、宗太郎にやさしくできないでいます。我侭でいることで、尊厳を保っているというか・・・・。そんな自分に自己嫌悪していたりして・・・悲しいです・・。そんな母上を宗太郎がおぶさって、散歩にでているシーンです。

母「帰る!帰る!」
宗「外に出たいというたからお連れしましたのに・・・」
母「帰る!もういい。帰る!」
宗「分かりました。帰ったなら、温かい粥を作りますからな。」
母「粥ならいらぬ。粥はもうたくさんじゃ・・・。」
宗「・・・またそのような我侭を・・・」
母「・・・宗太郎・・・私がはよう死ねばいいと思うておるのだろう」
宗「馬鹿なことを・・・宗太郎は母上がいてくだされて、どれほど幸せか」
母「嘘をつくではない。私がいるゆえ、所帯が持てぬ。私がいるゆえ金もかかるではないか」
宗「構いませぬ。私の、母上なのですから・・・。」
母「嘘をつくではない。夜中に叩き起こされて、腰をさすれの、厠へ連れてけなど、気の休まる暇がないではないか」
宗「かまいませぬ、私の母上なのですから」
母「嘘をつくではない。はよう死ねばいいと思うておるのであろう」

宗太郎は穏やかな表情で、夕陽を見つめます。

宗「私が幼少のおり、母上は私の手をひいて、夕焼けの下でずっと立っておったことがあった。家に帰ると父上が酒を飲んで殴るゆえ・・・父上は江戸詰めになられて日も浅く、なにかとご苦労が多かったのに相違ござらん。女房、子供に当たるばかりでした。・・・それにしても母上は辛かったであろう。
いつも宗太郎のかわりに殴られて・・・。母上は、やっと我侭がいえる暮らしになったゆえ、何の遠慮も要りませぬ。・・・粥が嫌なら、芋を煮ましょうな・・・」

母は泣きながら、「宗太郎の背中は、硬くて痛い・・・宗太郎なんかにおぶさるんじゃなかった・・・」と駄々をこねます。
怒るでもなく、母をおぶい、歩く宗太郎・・・。

このシーンがあったから、後の妖怪騒ぎの真相も、母の死に対する錯乱も宗太郎の気持ちになって、より心に沁みたんだと思います。
穏やかだけど、心のこもった宗太郎の語りが・・・とても好きです。

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2007年3月16日 (金)

3.梅弥の存在

さて、爽やかに登場した宗太郎。

田中美里さん演じるお銀は、元は立派な家柄の侍でありながら、母の病気の介護のため、仕官をあきらめ、もくもくと日々の雑事に追われる宗太郎にあっという間に恋に落ちてしまいます。

美青年、母の介護、元は立派な武士。なんか清潔な感じの宗太郎様。

だと思っていたら・・・

苦しげに眠る母の横で、小さな囲い一つ隔てて寝ている、その宗太郎が腕枕しているのは・・・・・・長屋の住人の芸者、梅弥・・・。

この二人、長屋の他の住人の目を盗みながら、長年睦みあってきた・・・という設定だったのです。

このシーン、ビデオも録ってないのに、衝撃的で忘れられません。

「え~え~え~!!!それは、ないだろ」と心の中で叫んだような気がします。

だって、梅弥さんを演じているのは風吹ジュンさん。

風吹ジュンさんは、確かにきれいで色っぽい女優さんだと思います。そういえば、父がファンでした・・・。

で、でも、宗太郎さんの横にいると、やっぱりお母さんにしかみえない!病気の母の世話で、近場にしか出向けないにしても、それはあんまり。お銀さんを演じる田中美里さんでさえ、時々お姉さんに見えてしまう宗太郎ですから・・。

でも、このとき、梅弥を腕枕しながら、鬱々とした表情で天井を見据える宗太郎、武田真治のアップが、もうすっごい美しかった。って、今では映像がないので、どんなだったかさだかではないのですが。ここで、「武田くんって、よく見るとすっごい美形?」と思ったのを覚えてるので、相当きれいだったんだと思います。

フェミオと呼ばれてたくらいだから、美形だってことは世間的に広く認められていることだったんだろうけど、私にはその認識がなかったんですね。

ナイトヘッドも全巻見てたし、けっこう武田君のドラマ見てたのに何でだろ。

チャンスのマネージャー役とか石田イッセイさんと出てた頃のドラマのイメージが強烈だったせいか、ちょっと二枚目半みたいなイメージが私の中でできてたみたいで、ようするに私の眼がフシ穴だったわけですが・・・。

で、この梅弥さん相手に、押し倒したり、着物の襟足を乱暴にはいだりするようなシーンがあったような気がします。とにかく色っぽかったなあ。宗太郎。最初は風吹さんというのがとても違和感があって、この役、鈴木砂羽さんとか、荻野目恵子さんくらいだったらどうだったかなあって思ってました。

でも回が進むうちにそんなことどうでも良くなってきたのは、やっぱり風吹さんの女優力の成せる技でしょうか・・・。

それに、砂羽さんや、荻野目さんだと、お銀さんとの三角関係が艶かしすぎて、ドラマの雰囲気にあわなかったかもしれないですしね。

宗太郎は、千と千尋のハクではありませんでした。王子様ではなく、生身の男だったわけです。ただの良い男をつくらないあたり内館脚本らしいです。

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2007年3月15日 (木)

2.宗太郎様登場

高代藩元家老、山岡網右門(伊藤四郎)は、息子考左右衛門が部下の不始末の責任を取り切腹、お家は断絶、娘のお菊(田中美里)も嫁ぎ先から追われ、意気消沈して暮らしている。そんな姿を見ていられず、お菊は兄の切腹の原因となった、女郎に入れあげ藩の金を使い込み逃げた武士を見つけ、仇討ちしようと父に訴える。お銀、八十吉と名前を変え、町人となり、江戸深川の妖怪が出るという長屋に住み始める。

1話目はこんな感じ。3話までビデオを録っていなかったので、記憶の中だけの感想ですが、悲しいというよりはテンポよく、まるで講談を聞いてるかのように話しは進みます。

引越してきたばかりのお銀は、慣れない江戸の町人暮らし、仇討ちといっても相手の手がかりが少なく、八方塞。すっかり疲れた気持ちで、夜ひとり水を飲もうと井戸端に出てきます。しかしもともとは武家の娘。井戸汲みもしたことがなく、うまく汲むことができず、手のひらは擦りむけ赤く腫れ、痛さとみじめさで涙をこぼして蹲っています。

そこへ向いの引き戸がさっとあき、現れたのが宗太郎。

やさしい笑顔でだまって井戸の水を汲んでくれます。

水を手のひらで掬って飲もうとするお銀。しかし腫れあがった手が痛くて上手く飲むことができません。

その姿を見ていた宗太郎。すっと自分の手のひらで水をすくいお銀に差し出します。ためらいながらも宗太郎の手ずから水を飲むお銀。月明かりの中二人は一瞬見つめあいます。

そこへ母親の宗太郎を呼ぶ声が。宗太郎は病気の母親の看病のため仕官をあきらめ、今は浪人となって母の介護をしているのです。宗太郎は、お銀に、それはそれは爽やかな笑顔を見せ、{何と言ったのかは忘れてしまったんですが}、くるっと振り向き長屋に入っていきます。

その宗太郎の後姿・・・。ゆれるポニーテールの後ろ髪を見たとき、

「うあ~武田真治いいかも。来週もみよ~」と思ったのを覚えています。

この時点での宗太郎の印象は、「千と千尋の神隠し」のハクのような存在。

魔界にさまよいこんでしまった千尋が不安と怖さでぼろぼろの時、突然現れやさしい手を差し伸べてくれる王子様って感じです。

水を汲んで飲ませてあげるシーンも全然いやらしくなくて、ちょっと少女漫画みたいでした。

お銀さんは落ち込んでいた気持ちもすっかり回復。お隣にこんな素敵な人住んでたらそりゃ、そうでしょう。やる気も回復!というこんな感じだったと思います。とにかくかっこいい登場でした。

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2007年3月14日 (水)

1.転がしお銀  

もう三年以上も前になりますが、NHKの金曜時代劇「転がしお銀」というドラマがありました。

はまって見てました。

あだ討ちあり、恋愛あり、妖怪がでてきたり、長屋の住人がめちゃくちゃ濃かったりとおもちゃ箱ひっくりかえしたようなドラマでした。

なぜはまったのかといえば、ヒロインお銀が恋をしてしまう浪人を演じた

武田真治。

彼の演じる浪人、井上宗太郎が、もう。ほんとツボだったのです。

それまでも、割りと好きな俳優さんだったので、新聞欄のドラマの出演者に、彼の名を見つけると、とりあえず初回は見てみようかなくらいに思っていたような気がします。でも、最近見ないなっと。ひさびさにブラウン管で出会った武田君は、メッシュの入った前髪(地髪だったのかな)で、やたら着物のきこなしのかっこよい浪人姿。これがもうほんと素敵だったのです。

なにげなく見始めたのに、最終回を迎える頃には、もうすっかりどっぷり武田真治ファンに。。。それ以来ずっと好きです。。。

途中から撮ったビデオも大分劣化してきて、再放送の予定もなさそうだし。

最近の武田くんもますます素敵で、思いが溜まってきてしまったので・・・

記憶がうすれないうちに武田宗太郎様のこと武田真治くんのこと書いていきたいと思います。

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