愛と死のロンド
いまだ、頭の中、エリザ祭りなのですが・・・
ちょっと部分的に好きなとこ書いてみます。
一幕の少女エリザが木から落っこちて、トートが迎えに来るところ。
エリザに一目惚れのトートが歌い上げるナンバー。
ここの「愛と死のロンド」が、すっごく好き。
はっとした顔するじゃないですか。「なんなんだ、この気持ちは」みたいな。
そして、歌いだす。初恋のはじめての感情に苦しんでるトート閣下。こんなはずじゃないのに、みたいな。
途中途中、極悪なのに、ここ純情っぽくって。これがあるから、なにやっても、トート閣下にせつなさを感じてしまう。魔界のものが、現生の人間に恋をする。すでに、せつないラブストーリー。素敵。
吐息まじりにね、つらそうに歌うんだ~。「その瞳が胸をこがし~眼差しが突き刺さる~」「青い血を流す傷口は~おまえだけが癒せる~」ですよ。ねえ、ねえ。なんて色っぽい歌詞なんだ。それをまた、ものすごく一語一語台詞のように、色っぽく歌うんだ。
エリザはまだ少女ですよね。こんな色っぽい死神に少女時代にあっちゃったら、現生どんな素敵な王子様が現れようと・・・あの夢の中に現れた、自分に凄まじい恋情を訴えるあの熱い瞳・・・・それが脳裏によぎって、どんな贅沢も愛の言葉も、薄っぺらに見えてしまいますよ~って、出だしです。
そして、トート閣下は、ただエリザの命を奪うのではなく、「生きたおまえに愛されたいんだ」と歌い上げる。ここの「愛されたいんだ」ってとこ、ボリューム全開なとこ・・・たまんないっすね。あと同じメロデイで、「その時、おまえは俺を忘れ去る」・・・命を返そうと決めながら、そうすることで自分が忘れ去られてしまうつらさ・・・苦しいよ~っていう、出だしこんなとこで、もう片思いトート様の激しさにくらっくらっするのであります。
この片思いがこんなにせつないのは、やっぱり彼が異界のものだからってとこ。人間同志なら、こんな歌詞成立せず・・・・そんでもって異界の人の雰囲気を出せるのは、やっぱ我らが真治様がだんとつかと。私から思えば、この役は、真治君のものだって、設定からして思ってしまいますね。体の線も顔のラインも、アニメのヒーロみたいな通るちょっと甘めの声も、綺麗すぎて、人間ぽくないんだもの。(って、誉め言葉です)
本当に青い血が流れてそうな・・・青いけど熱い血。そんなふうな雰囲気・・・身毒丸にもあったかな~。なんていうか、異界の人にすんなりなれちゃう感じ。だから、舞台に立っていても違うオーラー出しちゃってるんですよね。はじめ見たとき、お化け見ちゃったみたいに思えて怖かったんだもん。
だけど、恋する気持ちは人間より熱い。死をつかさどる帝王なのに、それがどこかハンデイにも見えるトート。もし、声を売って人間にしてくれるなら、シシイのもとへ人間となって向っちゃおうくらいの情熱。話が変わっちゃいますね~。心に青い血を流しながら、愛されようと、闘いはじめる異界の人。そんなソウルを歌に感じちゃうの。もう、キューンとしちゃって。
そして、シシイにふっと息を送り、命をかえし、去っていく後姿。
このシーン。ぜっんぜっん関係ないのに、私はナイトヘッドを毎回思い出す(爆)
あの、夢の中で、直也がはじめて少女とデートするじゃないですか。あれ。直也にとっては、かけがえのない時間なのに、少女の意識を現実に戻すために、直也は自ら少女を夢から覚ます。。。。あん時は、すんごい嗚咽しながら、トヨエツにすがりながら川原を去っていったっけ~。あれを思い出すんだよ~泣けちゃうんだ~(これは、ぜったい、あたしだけ)
そんなこんなで、出だしから、トート気持ち目線で、私のエリザ観劇はすすんでいくのです。だから、ハンガリーの歴史はどっかすっ飛んでいくのね。
また、いろいろ思い出しながら、好きなポイント書いていきたいとおもいます。
しばらく、エリザから、頭はなれないの。っていうか、劇場に飛んでいきたいよっ。
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